「過度の一般化」とは、一部の事実を、一般的なことだと思い込んでしまう事です。
例えば、たまたま失敗が続いた時、「いつも失敗ばかりしている」と思う事です。
「過度の一般化」には、よく使われるキーワードがあります。
それは「いつも」「みんな」「絶対」です。
「いつも」
例えば、「いつも失敗ばかりしている」です。たまたま失敗が続いただけなのに、”常に”そうであるかのように思い込んでしまっています。
「みんな」
例えば、「みんなが私を嫌っている」です。たまたま自分の事を嫌っている人がいただけなのに、”みんなが”そうであるかのように思い込んでしまっています。
「絶対」
例えば、「私なんか絶対幸せになれない」です。たまたま長い人生の中で不幸な事がひとつあっただけなのに、”必ず”そうであるかのように思い込んでしまっています。
「過度の一般化」に使われるキーワード(「いつも」「みんな」「絶対」)は感情を増幅させます。そして認知に歪みが生じさせます。特にマイナスの感情が増幅される場合は、気を付けなければなりません。よって「過度の一般化」に使われるキーワード(「いつも」「みんな」「絶対」)をなるべく使わないように気を付けなければなりません。
思考は言葉となり、言葉は行動に表れ、行動が習慣をつくり、習慣は性格になり、性格は運命になると言われています。
「過度の一般化」により、負の思考に陥ると本来の能力や可能性を抑制してしまいます。
誤った思い込みからは、正しい行動が行われません。その結果、ストレスを抱えやすくなってしまいます。
「過度の一般化」を防ぐためには、失敗した場合も、ちゃんと分析し改善すれば、解消される事を理解する必要があります。
また上手くいく場合も上手くいかない場合もあり、決めつける必要が無い事を理解する必要があります。
人は、思い通りに物事がいかない時、ストレスを感じます。
そんな時、「過度の一般化」に陥りやすいのですが、自分で間違った決めつけをして、苦しまないように気を付けて下さい。
私は「いつも」「みんな」「絶対」を「今回は」「この人は」「たまたま」に置き換えるようにしています。そうすれば、マイナスな感情が限定的になり復活しやすいです。
「今回は失敗してしまった」※いつも失敗するわけではない
「この人は私を嫌っている」※一部嫌っている人がいただけだ
「たまたま不幸な事が起きてしまった」※いつも不幸な事が起きる訳ではない
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