「言った」「言わない」の水掛け論は不毛

人生

皆さんは、「言った」「言わない」とお互いに譲らない言い争いになったことありませんか?
「あの時、言ったよね!」
「え?聞いていないけど!」
といった感じで、お互いに感情論になり、引くに引けない、プライドをかけた絶対に負けられない戦いです。
結局、水掛け論になると、立場の低い方が謝るしかなく、後味が悪い思いをします。
人間、記憶力というのは、自分に都合よく出来ているモノです。
「言った」「言わない」の争いの根源は、この曖昧な記憶から来る認識の違いによります。

冷静に考えると水掛け論は無駄

冷静に考えると曖昧な記憶による食い違いで、時間を費やすのは無駄なことだと思います。また、プライドをかけて意地は張り合うのも、ゴネ得で押し通すのも「あまりにも幼稚」だと思います。
まずは、何故、このような認識違いが発生したのか原因を突き止め、再発防止を考えるべきです。
例えば、本人は言ったつもりでも、相手に伝わっていなければ、意味がありません。
メールだと送信して、返信があってはじめてコミュニケーションが成り立ちます。
口頭で言ったつもりでも、相手が了承しているかどうかを記録として残していなければ、確証が得られていません。

大切なことはドキュメントに残す

大切なことは議事録などのドキュメントとして残さなければ、言ったという確証は残っていません。証拠が社会人においては強力な武器になります。
よく、何か問題が起きたときに「メールを送りました」と言う人もいますが、メールの場合だと相手からの返信をもらうまでがワンセットです。忙しい人の場合だとメールは山のように来るので、メールをすべて見る時間がありません。そもそも承諾していないモノを強制されるのは理不尽かと思います。
でも、こういった理不尽な人はいるので、信頼できない人と2人だけの口約束は絶対にしないよう、気をつけるしかありません。

未来志向に切り替える

「言った」「言わない」の水掛け論は時間の無駄なので、早々に切り替える必要があります
代案や解決方法など未来の話に意識を集中させよう方向付ける方が建設的です。
「そのままだと難しいですが、こう言う形ででは対応を検討できます」
「お互いにとってより良い解決策を考えていきたいのですが」
などと、未来志向に意識を向ける方が、お互いにメリットがあります。

謝罪は「一瞬」

「言った」「言わない」の水掛け論は時間の無駄なので、適切に謝った方が早かったりもします。謝罪は「一瞬」で終わります。
大事なことは「真剣さ」を伝えながら、不利にならないよう「限定的」にです。
「ご不快な思いをさせ、申し訳ありません。」
「わざわざご足労いただき、申し訳ありません。」
と真摯に向き合えば、相手の感情も少しは和らぎます。
相手を折伏した結果から生み落とされた感情的なしこりは、根深く残ります。
特に夫婦喧嘩などは、謝ってしまった方が家庭円満になることもあります。

苦情とクレームを区別する

苦情はご意見です。その意見によって、より良くなれる意見が苦情です。
クレームは、あることない事全てを、突きつけてきます。論理的でなくただ「怒鳴る」「恫喝する」などです。この場合には、毅然とした態度で話を受けましょう。
ただし、理不尽な逆恨みや逆ギレを引き起こす場合もあるので、注意してください。

感情論による不毛な時間の浪費は避ける

未来志向であれば得るものも多いですが、水掛け論の末、感情的なしこりを残すとマイナスでしかありません。無駄な時間を過ごさないよう、総合的に良い対応を選択する必要があります。相手により対応は変わるため絶対的な答えはありません。しかしながら感情論による不毛な時間な消費は、なるべく避けるようにしましょう。

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