魚を与えるのではなく釣り方を教える

老子の言葉で「授人以魚 不如授人以漁」とあります。

これは、人に魚を与えると1日で食べてしまうが、釣りを教えれば生涯食べていく事が出来るという意味です。

社員教育でも子育てでも同じだと思いますが、簡単に答えを与えていては、自分自身で答えを見つける力が付きません。

後輩社員が困っている時に、困難を助ける事も大切かもしれませんが、本人が自分で考えて自分で解決する力を付ける為に、少しだけ補助をするくらいの方が本来は良いのだと思います。

良かれと思って助けてあげても、その人の成長の為にはなっていません。その人自身が自分で解決しなければ力はつきません。自分自身で気付くことが成長につながります。

代わりに解決してあげると、その後輩は同じ失敗を繰り返してしまいます。

教えられてやるのではなく、自ら実際にやってみて覚えることもあります。

答えを直接教えるのではなく、やり方を手取り足取り丁寧に教えるのではなく、自分で実行して考えて、自分で見つく力を身につければ、一生ものになると思います。

つい親切心で、手伝いたくなるかもしれませんが、温かく辛抱強く成長を見守っていくことも必要だと思います。

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