若くして老い、生きながらにして死ぬ | 流れない水は腐る

人生

若くして老いる

若くして、若者らしく生きていないのであれば、老いているのと同じです。
若くして、希望がなく、活力が無いのであれば、老いているのと同じです。
若くして、やりたいことがわからず、日々なんとなくて生きているだけならば、老いているのと同じです。
若くして、挑戦することをやめ、目標もないままに、さまよっているのであれば、老いているのと同じです。
「だるい」「めんどくさい」ばかり言っているのであれば、老人と同じです。

昨日と同じ今日を生き、今日と同じ明日を生きるのであれば、老いていくだけです。
やりたいことを見つけ、活動すべきです。
希望を持って、挑戦し続けてるべきです。
冒険をし、日々発見し、日々ワクワクし、見聞を広めていくべきです。
いくつもの経験をし、人生の物語を創って、人生を豊かにすべきです。
失敗しても、何回もチャレンジする活力があるはずです。
柔軟に成長することができるのが若者です。
年を重ねても、毎日ワクワクして、やりたいことをやり、アクティブに活動できるならば、まだ若いと思います。
若くても、何もしていないならば、老いているのと同じです。

生きながらにして死ぬ

成長することをやめると、生きながらにして死んでいきます。
現状維持では、後退するばかりです。
良くなろうとしないと、悪くなるだけです。
ただ生きているだけでは、死んでいるのと変わりません。
生きる事に意味を感じられなくなると、人は死んでいきます。
人生の喜びは「成長」にあるのだと思います。

「今までできなかった事ができた」
「今まで知らなかった事を知った」
「今まで経験しなかった事が経験できた」

最高の人生は「探求」の中にあるのではないかと思います。
ソクラテスは「よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ」と言いました。
しかし、人は変わることが怖いため、現状を維持しようとします。
変わらないのであれば衰退します。
そして「昨日と同じ今日を生き、今日と同じ明日を生きる」ことになります。
「成長」する喜びがなければ、私たちは日々、死んだように生きるしかなくなります。

流れない水は腐る

川の水は流れているから腐らないのです。
流れないところは腐ります。
自転車も止まっていれば倒れますが、走っていれば倒れません。
止まっていると、心も体も腐っていきます。
気が体内をうまく巡らずに、その流れが滞っている状態を「気滞」と言います。
引きこもって、縮こまって、じっとして動かないと、血流は悪くなり、呼吸は浅くなり、気持ちは滞り、心身のバランスを崩します。
人は生き生きと活動していれば、心も体もバランスを保つことができます。
「智ちはなお水みずの如ごとし、流ながれざるときは則すなわち腐くさる」
中国の宋名臣言の言葉です。
頭脳(「智ち」)は絶えず使っていないと 衰おとろえて使い物にならなくなります。
必要な時に思いつかず、後から「ああすればよかった」と思ったとしても、「愚者の後知恵」にしかなりません。
人間の体の中も循環しなければ不純物が溜まり、健康を害します。
滞ると、浮腫、腫脹、痛み、疲労、倦怠感など様々な症状が起こります。
「溜め込む」と、流れが止まり、腐り始めます。
ストレスも「吐き出し」て循環させてあげなければ、健康を害します。

成功体験の量

成功体験を積むと「努力」や「我慢」が成長につながることを体感する事ができます。
何かをすれば、それが未来に繋がることがわかれば、未来のために今を考えることができます。
変わりたいのに変われない人は、

「経験が無い為、何かすることが怖い」
「変わることで未来が変わると確信できない」
「変わる方法を知らない」
「変われることを知らない」

といった人なのかもしれません。
これは能力の問題や知力の問題ではなくそれまでに「如何に成功体験を積んできたか」に依存します。
「行き当たりばったりで生きてきた」
「そもそも変化することをちゃんと考えずに生きてきた」
「なんとなく毎日を生きてきた」
この様な人は、変わることの必要性を感じず、これからも変わらず、ただ「なんとなく生きていく」のだと思います。

「成功体験」とは、自分がこれまで経験したきたことのなかで成功してきたことです。
成功体験は「自分はやればできるんだ」と思わせてくれます。その人の自己肯定感を高めてくれます。
やる前から「どうせやってもできない」を口癖にしている人は、成功体験が少ない人です。
成功体験は、様々な努力の積み重ねが結果として現れてきます。
自分に否定的な人、何をやっても中途半端で諦めてしまう人は、成功体験がない可能性が高いのです。
まずは、小さなことからでかまわないので、目標達成を立てて、成功体験を積み重ねて行きましょう。
その小さな成功体験の積み重ねが、あなたに少しずつ自信をもたらします。

老いて豊か

「若い時旅をせねば老いての物語が無い」
若い時に旅をして見聞を広めておかないと、年をとってから人に話をする種がないということです。
未知の土地へ行き、人と触れ文化と触れ、景色を眺め、地の料理を味わう。
この体験が、その人の人生を豊かにし、深みを持たせ、おもしろくさせます。
やりたいことを見つけ、若いうちに色々と経験しましょう。
色々な経験を積めば、老いても豊かです。
求め続ければ、老いても豊かになります。
老いは、変化が止まると早まります。
変化し続けることが大切です。
「変化したい」というのは、変化すること自体が目的ではありません。
本当は「なりたい自分に近づきたい」ということです。
なりたい自分を探し続けることで、老いても豊かになれます。
ソクラテスは「よりよく生きる道を探し続けることが、最高の人生を生きることだ」と言いました。
これは何歳になっても可能です。
経験が、時を経て熟成され「物語」となり、「引き出し」を増やします。
ただし、いつまでも「引き出し」にしまっているだけでは陳腐化して「カビ」が生えてしまいます。
たまに取り出して、さらに磨きをかける必要があります。
老いても、磨き続けると、豊かになります。

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