働く意味とは | 何故働くの?

仕事

何故働くの?

皆さんは、何故働くのでしょうか?
「生活のためお金が必要だから」
「老後の資金が必要だから」
「仕事が楽しいから」
「社会の役に立ちたいから」
人それぞれ、色々な理由があると思います。
働く目的は大きくは以下の2つに分類する事ができると思います。
「お金を稼ぐため」
「生きがいを感じるため」

お金を稼ぐため

「お金を稼ぐため」に働くことは以下のようなことです。

  • 生活のためお金が必要だから
  • 老後の資金が必要だから
  • 家族を養うため
  • 趣味や嗜好のためお金が必要だから

会社では、好きでもない仕事もしなければなりません。
トラブルが発生すると嫌な思いをします。
働く意味も感じられず、できるなら仕事を辞めたいという事も多くあります。
それでも、仕事を続けているのは、
「生活費を稼ぐため」「老後の資金を貯めるため」「家族を養うため」です。
好きでもない仕事もしなければならないのならば、お金以外に働く意味は感じていません。
「趣味や嗜好のためにお金を稼ぐ」のはある意味、人生を豊かにするためです。
つまり、働くのは単に「お金を稼ぐための手段」でしかなく、働くこと自体には、何も意味を感じられていません。

生きがいを感じるため

人生において充実感は次の時に感じやすいのではないかと思います。
「何かを達成する」
「成長を感じる」
「意義のある事を行う」
「人の役に立ち喜ばれる」
人間の究極の幸せとは、以下の4つです。

  • 人に愛されること
  • 人に褒められること
  • 人の役にたつこと
  • 人から必要とされること

何か似てますね。
働くことによって、この4つの幸せを得る事ができるならば、充実感を得られます。
働くことは、「お金を稼ぐ手段」であると同時に、「人生の充実感を味わうためのもの」なのではないでしょうか。

無意味な労働

「無益で無意味な労働」ほど苦しいことはありません。
例えば、「穴を掘らして、掘り終えたら穴を埋める」を永遠と繰り返す。
これは、アウシュビッツで行われたナチスの拷問です。
このような「無益で無意味な労働」を続けると人は精神に異常をきたすそうです。
意味も目的もなく、ただ働くのは、人間には堪えきれない苦しみです。
どんな仕事でも、働く意味が欲しいのです。
意味も分からず、上司の指示で強制的に働かされているのも、程度にもよりますが「無益で無意味な労働」に近いのではないかと思います。やらされ仕事ではやりがいは感じられません。

遊んで暮らすは幸せ?

社畜の様に働かされていると、お金があったらこんな仕事辞めて、毎日のんびりと暮らしたいと思う事ありませんか?
実は、毎日のんびりとの生活は「楽」できるかもしれませんが、きっと「充実」していません。
毎日、楽してブラブラしているだけだと、物足りなくなって、生きがいが欲しくなってきます。
人は本能的に「楽」な人生を生きたいというより、「充実」した人生を送りたいと願っているものです。
毎日、遊んでいると、だんだん「遊ぶこと」に飽きてきます。
毎日、ディズニーランドに行くと、だんだん飽きてしまって、別の刺激を求めます。
毎日、お酒を飲んで豪遊していても、そこには何も残らず、虚しさが残るようになります。
遊んで暮らしても、楽しさは長続きしませんし、充実感は得られません。

限界効用逓減の法則

ビールは、1杯目はおいしいけど2杯目、3杯目とだんだんおいしく感じられなくなってしまいます。
これが「限界効用逓減の法則」です。
同じ事から得られる楽しみは続かないものです。
夏目漱石は「今まで書いた事が全く無意味のように思われ出した」と言っています。
ピカソは「すべて終わった。絵はわれわれが信じていたようなものではなかった。それどころか正反対だった」と言っています。
欲望は限りがありません。
欲望を満たしても、その喜びは一時的で、しばらくするともっと強い欲望を満たしたくなります。
命が終わるまで欲望を追い続けるのです。
仕事での充実感も同じです。
一つの目標を達成したら、その次からはもっと高い目標を達成しないと同じ充実感は得られません。
やりがいは、その人の成長と共に、少しずつ高い目標に変わっていきます。

やりがいのある仕事とは

なにか「面白いと思える仕事」見つけようと思っても、なかなか見つけられるものではない気がします。
特に始める前には、それが面白いか面白くないは未知数です。
とりあえず何かやってみると、それが意外と面白かったりする場合が多いのでは無いかと思います。
「面白いと思える仕事」とは意外とそんなものではないでしょうか。

成功した

漠然と「仕事で成功したい」と思う人は多いと思います。
「成功」は人によって違うものです。また今思っている成功も、未来はそう思わないかもしれません。
未来のことばかり考えすぎると「現在」が単なる通過点に過ぎなくなります。
すると現在が楽しくなくなり、現在が充実しません。
そして未来に到達したところで、また次の未来に向かうだけです。
ですから、「現在」たりたいと思える仕事をすれば良いのだと思います。
つまり「現在」を楽しむことが大切です。

好きな仕事とは

やっていて「面白い」と思わない仕事は何十年も続けられません。
「恋愛」でも同じです。好きでもない人を「好きになりなさい」って言われても無理ですよね。
仕事も、がんばって好きになるというのは違うのかなと思います。

作業が面倒

仕事する場合の目標を達成する為には、いくつかのプロセスを行わなければならなかったりします。
でもそのプロセスが面倒だと感じる人も多いのではないかと思います。
例えば、旅をする場合、東京から京都に行くときに、「京都に行く」ことだけが目的なら移動の時間は無意味なのです。ところが「旅を楽しむ」ことが目的なら、移動の時間も楽しめた方が旅は充実します。
仕事もゴールだけではなく、そのプロセスでも楽しめる方が、充実を感じると思います。
結局、「面白い」を見つけるのも自分です。「面白い」を見つけるプロセスも楽しめば良いのでは無いでしょうか?

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