心地よい居場所 | コンフォートゾーン

努力

心地よい居場所

生まれて、そこで育って、慣れ親しんだ街。
仲の良い友達。
毎日の習慣。
食べることも、住むことも、生活することも何に不自由の無い生活。
エアコンでコントロールされ、暑くも寒くもない自分の為の空間。
ストレスの無い生活。
コンフォートゾーンとはこの様な、心地よい居場所の事です。
理想的だと思いませんか?

変わらない事

心地よい居場所に居続けたい。
それはコンフォートゾーンの外に出たくないという事です。
これまでの環境を変えたくない。
これまでの慣れ親しんだ行動を変えたくない。
ストレスを受けたくない。
新しいリスクは負わない。
現状を維持したい。守られたい。
快適な空間でストレス無く過ごしたい。
心地よい居場所に居続けたい。
ストレスの全くない、ぬるま湯の様な環境で、まったりしたい。
ストレスを受けると疲れるから。
ストレスを受けると病気になるから。
ストレスの無い、心地よい居場所でまったりしたい。
今の快適な場所に居続けたい。
これがコンフォートゾーンから出ないという事です。

諸行無常

すべてのものは常に変化し、永遠であるものは存在しません。
心地よいと思っていた家も、毎年、劣化が進み、少しずつ修理しなければ住み続ける事はできません。
家の修繕をするためには、修繕費がかかり、修繕の間は、工事の人が家にあがり、工事の音がして安息は乱されます。
時代と共に、社会は変化し、アナログテレビもアナログ電話も使えなくなり、現金からキャッシュレスに変わり、インターネットやAIにより経済が進化し、タクシーの手配や買い物の仕方も変わってきます。
世の中は情報で溢れ、急激に変化し、社会制度も変わるため、変化に対応しなければ生活さえできなくなってしまいます。
何もしなくても、年は取っていき、やがて守ってくれた親も介護が必要となり、死んでいきます。
諸行無常。すべてのものは常に変化し、永遠であるものは存在しません。
あなたのコンフォートゾーンは永遠に続く訳ではなく、変化しなければ維持することはできません。
変わらない事がストレスを感じないことと思っているかもしれませんが、変わらない事はあなたをもっと悪い状況に陥れ、大きなリスクにさらすことになります。

変化に適応する

時代は変化します。
廻りの環境も変化します。
自分の体も老いていきます。
変化に適応しなければ、コンフォートゾーンは守れません。
変化に適応するということは、今まで知らなかった領域で、適度な刺激やストレスを受けながら新しいものを吸収していくという事です。
環境に合わせて、成長し、経験を積んで、新しい環境に適応していく事で変化に適用できます。
新しい世界に視野も広げて、そこで生きていく自信を付けて、人間性を高めていきます。
変化に適応して、新しいことに挑戦することは、今までの「コンフォートゾーン」の外に出る事になります。
コンフォートゾーンの一つ外を「ストレッチゾーン」と呼びます。
「ストレッチゾーン」とは、変化に対応する為に、少し背伸しなければならない領域です。
少し無理をするけれど、少しストレスがあるけれど、「やればできる」と思えるのが「ストレッチゾーン」です。
何もしないと、時代の変化によりコンフォートゾーンが守れなくなるならば、少しずつでも変化に適用して自分のコンフォートゾーンを広げていった方が、心地よい空間を広げる事ができます。
かえるは、ぬるま湯につかりすぎていると、気づかないうちに茹で上がって死んでしまうそうです。
少しずつでも変化に適用していく事が、自分のコンフォートゾーンを維持するために必要です。

ストレッチゾーン

少し無理をするけれど、少しストレスがあるけれど、「やればできる」と思えるのが「ストレッチゾーン」です。
時代の変化に対応する為には、私たちも変化し進化しなければなりません。
進化をする為には、コンフォートゾーンの外へ足を踏み出しリスクを負わなくてはなりません。
私たちが進化するためには、適度なストレスを感じる事を定期的に克服していくことが必要です。
未知なる領域へ踏み出すということは、新しい環境で失敗し、恥をかく恐れがあります。
それでも一歩踏み出すことで、あなたのコンフォートゾーンを広げる事ができます。
「ヤーキーズ・ドットソン の法則」とは、わたしたちはある程度のストレスを感じていたほうが、ストレスがまったくない状態よりも作業の効率が上がるという法則です。
私たちは、高すぎず低すぎない適度な緊張状態(ストレス)の時、人は最適なパフォーマンスを発揮できます。
私たちは、現状維持でぬるま湯につかり続けるよりも、少しストレッチし未知なる領域へ踏み出すことで、生きやすい環境を維持しやすくなります。
ただし高すぎる緊張状態(ストレス)はかえってパフォーマンスを劣化させてしまいます。高すぎる緊張状態の事を「パニックゾーン」といいます。許容範囲を超えストレスが強すぎと大きな挫折や病気などを引き起こし、潰れてしまう可能性があります。高すぎる緊張状態は、できるだけ避けたほうが良いでしょう。

コンフォートゾーンを広げる

コンフォートゾーンを広げる為には、ストレッチゾーンに挑戦して克服して、ストレッチゾーンをコンフォートゾーンに変えていく必要があります。
人は新しいことに対して、最初はネガティブな感情を持つものです。
未知なるものは恐怖です。
しかし、未知なるものも何度も繰り返すうちに慣れてきて、やがてそれはコンフォートゾーンに変わります。
コンフォートゾーンが狭い人は、不安を感じている時間が長く、ストレッチゾーンに挑戦できない人です。
ストレッチゾーンに挑戦することで、安心してできる領域が増えます。
また、ストレスを克服する経験が増えると、ストレスに対する耐性ができて、失敗しても、それすら楽しむことができるようになります。
新しい事へのチャレンジは、最初の内は不安かもしれませんが、成功した時に大きな達成感を感じる事ができ、そのうちそれ自体がワクワク変わり、自信がつき、人生をもっと楽しめるようになります。
石橋を叩いているだけでは何も変わりません。石橋を渡らなければ新しい世界は見えないのです。

自己肯定感

挑戦する為には勇気がいります。
その為には、自分を信じてあげなければなりません。
自己肯定感とは、自分の価値や存在を肯定できる気持ちです。
「どうせ自分なんか」と思っていると、チャレンジすることはできません。
自己肯定感は「根拠がなくとも自分を肯定できる感覚」です。
自信は「自分の自信やステータスなどを根拠にした感覚」です。
根拠が無いと自分が肯定できないのは、自信がないからです。
誰だって、初めてチャレンジする時には自信がありません。
しかし、経験が無い(根拠がない)からチャレンジしないといつまでたっても変わりません。
自己肯定感とは根拠が無くても自分の可能性を信じる力です。
自己肯定感が高くないと、ストレッチゾーンに挑戦できません。

自己効力感

自己効力感とは「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える感情です。
自己効力感が低いままだと、本当はできるかもしれないのに、結局行動しなくなってしまいます。
小さなチャレンジを積み重ねる事で、少しずつ「自分はデキるんだ」という感覚が育まれます。
自分ならできると信じることで、ストレッチゾーンに挑戦できるようになります。

動かない事で事態は悪化する

水は一か所に留まると腐ってしまいます。
血流が止まると、細胞が壊死し、やがて死を招きます。
自転車は、走らないで止まっていると倒れてしまいます。
交通渋滞すると、人々は移動できなくなり、経済が止まります。
家の中に引きこもっていると、体力が落ち、気分が落ち込み、健康を害します。
人とのコミュニケーションをやめると、孤立し、情報に疎くなり、困っていても助けてもらえなくなります。
機械は、動かしていないと、そのうち錆びて、オイルが劣化して動かなくなります。
行動する事や、新しい事にチャレンジする事で、未知なるリスクに遭遇する可能性が生じ、不安や恐怖を伴います。
人生経験や知識が少なく、自信が足りないと、人々は行動を躊躇します。
経験がなければ結果を予想するのは難しく、未来が予想できないと、リスクを負って挑戦する価値はないと自分を言いくるめてしまいます。
勉強をしたり、成長しようとすると、痛み(成長痛)を伴います。
しかしながら、チャレンジしないで、コンフォートゾーンに留まろうとすると、流れが滞り、やがて腐って、事態は悪化します。
不確実な社会的、政治的、経済的状況においては、何もしなければ、コンフォートゾーンはどんどん狭くなってしまいます。ストレッチしチャレンジして、コンフォートゾーンを広げる取り組みを常に続けなければなりません。

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