「○○すべきだ」といった強い考え方に固執しすぎると、心の重荷になってしまうことがあります。場合によっては、多くのストレスを感じることになり、うつ状態や心身症になってしまいます。
特に理想が高すぎる場合、自分にも他人にも厳しくなり、身動きが取れなくなってしまいます。もし、自分が考える「すべき」行動を理想通りに実現できない場合、自己嫌悪や、恥や罪の意識を感じることになります。
他者が理想通りに実現できない場合は、裏切られたように感じたり、がっかりさせられたりします。
「すべき思考」が強い人は、柔軟な考えができないため、曖昧さに耐えられません。
物事には多面性があります。
「すべき」と思っている事も実際にはよい面と悪い面が存在します。
「すべき」と思っている事も絶対的ではありません。
直ぐにできない事や自分には向いていない事もあります。自分に向いていないのであれば、今思っている「すべき事」はとりあえず置いておいて、別の自分に向いている「すべき事」を探すのも一つの方法かもしれません。
また「すべき事」であっても、直ぐにはできないけど少しずつだと可能かもしれません。
「すべき」を少し、緩めてあげると気持ちが楽になるかもしれません。
「すべき」ではなく「できたら方が良いだろう」程度に緩め、義務的な動機よりも「したい」という内部の感情を大切にしていくのが良いと思います。
他者に対しても同じで、他者は自分とは違った価値観や感情の優先順位ある事を念頭に接する必要があります。自分の価値観を押し付けてはいけません。
「すべき」と思っても目標はあくまでも目標です。「等身大の自分」を受け入れることも必用です。あせらず急がず、自分を追い込まないようにすることが大切です。
「すべき思考」ばかりしていると、「本当にしたいこと」がわからなくなります。
自分の本当の気持ちに素直になる事が必用です。
また、気持ちがついていかない状態で行動するのは困難です。「すべき」と思っていても「やる気が起きない」という思考と感情のギャップが生じます。
少し心が疲れているなと思う日は、心を緩めて解放する時間を持って下さい。
「○○すべき」「こうあるべき」と必要以上にプレッシャーをかけるのは止めましょう。
いくらでも別の道はあります。柔軟に考えれば、答えは無限に存在しているはずです。
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