カラーバス効果とは
カラーバス効果とは、人は「自分が見たいもの」「意識しているもの」「興味があるもの」「自分に関係があるもの」に自然と目がいくという効果です。
「カクテルパーティー効果」と似ています。
「カクテルパーティー効果」とは、たくさんの人がそれぞれで異なる談笑している中で、会話や雑音の中から「意識しているもの」「興味があるもの」「自分に関係があるもの」をきちんと聞き取れる現象です。
脳の中にあるRAS(網様体賦活系)は、視覚や聴覚や嗅覚など五感から集められた大量の情報の中から瞬時に情報を取捨選択しています。脳は入ってくる情報を全て取り入れると情報量が多すぎてパンクしてしまうので、RASがフィルター的な役割を果たしているのです。
「カラーバス効果」「カクテルパーティー効果」は、RAS(網様体賦活系)が、意識した情報だけを取り入れ、意識していない情報は取り入れないよう制御しているために起こる現象です。
意識を向けると色々なものが集まってくる
自分が意識すると意識した情報が集まってきます。
本当は集まってくるというよりも、「意識すると情報」を見つけやすくなっているのです。
「興味があるもの」「自分に関係があるもの」は見つけやすくなります。
意識することにより、集まってくるものが決まるならば、意識するものをコントロールすれば「集まってくるもの」もコントロールすることができます。
自分を幸運だと意識すれば、幸運が集まってきます。
自分は人が好きだと意識すれば、人が集まってきます。
「カラーバス効果」「カクテルパーティー効果」を上手く使えば、脳のRAS(網様体賦活系)が意識した情報だけを取り入れるよう働いてくれます。
これって「引き寄せの法則」と似ていますよね。
引き寄せの法則
引き寄せの法則とは、「思っているモノや事を引き寄せる法則」です。
いいことを考えれば、いいことを引き寄せます。
悪いことを考えれば悪いことを引き寄せます。
試合やスピーチなどの緊張する大切な場面で「失敗したらどうしよう」と思ったら、本当に失敗してしまったという事は無いですか?それは「失敗するイメージ」が脳内に描かれたため、そのイメージに引き寄せられたのです。
意識を向けるものは、良いことであれ悪いことであれ現実のものとなります。
意識を向けたものが現実になるのです。
自分の思考やあり方を変えることによって望ましい現実を引き寄せる事ができます。
「恐れ」「怒り」「不安」「欠乏」「嫉妬」「恨み」「妬み」といったネガティブなものに意識を向けると、ネガティブが引き寄せられてしまいます。
「安心」「友愛」「満足」「感謝」「豊か」「喜び」といったポジティブなものに意識を向けると、ポジティブが引き寄せられます。
同じものを見ても、どう感じるかはその人次第です。その人がどのように意識を向けているかによって、引き寄せられる現実が変わってきます。
脳のRAS(網様体賦活系)は、意識した情報だけを取り入れます。
何を引き寄せるかはあなた次第です。
具体的に「引き寄せの法則」を効果的に使うためには
- ゴール(成功した姿)を具体的にイメージする
- ゴールに向かうプロセスを具体的にイメージする
- ゴールを成し遂げる情熱を意識する
- ポジティブな精神状態を維持する
- きっと上手くいくと強く信じる
- 大切にしている事をぶれることなく「大切」にし続ける
- 心地よい環境を増やす
- 人と信頼関係を築く。自分を信頼する。
などを意識すると良いでしょう。
尚、プロセスにおいては、絶え間ない継続も必要です。
- 必要な能力を高める、学習する。スキルを習熟することを意識する
- 常に改善を重ねていくことを意識する
- 最初の一歩を踏み出す
- 継続的する。一定量以上の行動をすることを意識する
も併せて意識すると良いでしょう。
ポジティブな精神状態を維持するためには負の感情を断ち切ることも大切です。
以下のような負の感情があるならば、早めに清算して気持ちを切り替える必要があります。
- あなたからエネルギーを奪うものがあればなるべく早く手放しましょう。
- 過去の嫌な思い出(理不尽な仕打ち・怒り・恨み)はなるべく早く清算しましょう。他人を許す気持ちも大切です。
- 過去の嫌な思い出(後悔・罪悪感)もなるべく早く清算しましょう。自分を許す気持ちも大切です。
- 先延ばししていること、中途半端にしていること、放置したままのもの、気になる事は早めに整理しましょう。
脳内にごみや腐ったものを残していると、思考がモヤモヤしてしまいます。
物が多すぎたり、部屋が散らかっていたり、人間関係が複雑だったりすることです。
環境や脳内を整理整頓してきれいに保つことは大切です。
自分の意識をポジティブなポジションに置くこと。良い環境に自分を置くこと。精神をポジティブに保つことを常に心掛ける必要があります。
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