短所を無くそうとする努力は苦しい

メンタルヘルス

人は不完全な存在

人は、不完全な存在。短所や欠点が無い人など存在しません。
人のやることも不完全。失敗もする事も、負ける事もあります。
失敗もせず、すべてを完璧にできることなんてありえません。

人は皆、長所半分、短所半分。
見方を変えれば、短所は長所にもなり得ます。

自分が不完全であることを自覚することで謙虚な心がつくられます。
失敗を経験し、反省し、次に繋げる為の糧にすることにより実力が付きます。
失敗が人間の深さをつくります。

日本は島国で諸外国に比べて、短所や欠点を「恥じる文化」があります。
和を重んじ、人と違うことに敏感で、極端に「人の目を気にする」社会性があると思われます。
グローバルでは人は割とゴーイングマイウェイ。人がどう思おうと気にしない、自分らしさを大切にする人が多い気がします。

短所がある自分はダメ人間なんて思わないで下さい。
自分の短所は気がつきやすいもの。
短所に気付きやすいから、自分がイヤになる。嫌いになる。
自分の短所によって自己否定し、完全を求め続けると苦しみ続けます。
人は皆、長所半分、短所半分。
完璧で無い自分を知り、謙虚で有ることが尊い事だと思います。

長所が輝けば短所は味わいになる

短所を無くすことばかり考えていると、自分らしさが薄れていきます。
あなたの魅力は、長所によって引き出されます。

人の目を気にしすぎて、自分らしさを失わないで下さい。
長所が引き立てば、短所はかえってかわいらしく感じられるものです。
完璧で無い所に、人は親しみを感じるものです。
短所だけど、「良い意味でいじられるネタ」は、「人間らしさ」「愛嬌」になります。
短所は裏返せば長所にもなり得ます。考え方次第です。
自分らしさを引き出すためには、自分の短所により自己否定するのではなく、「自分を活かす」「自分らしさを大切にする」事が必要です。

減点主義では萎縮してしまう

日本人は「失敗を非難する文化」が強いと思います。
そして「ミスをしない」ために、「そこそこ」を目指します。
これでは、大きな成功や成長は期待できません。

グローバルは大きく変化しています。
日本文化は変化することに萎縮していると思います。
大きな成功は「失敗」を繰り返しながら得られるモノだと思います。
「失敗を非難する文化」は社会の大きな変革や成長を妨げるモノです。
減点主義は、思考傾向として大きくプラスに振れることはありません。
ミスをすることを恐れず「挑戦する精神こそが尊い」と思います。

長所も短所もバランスが大切

いくら良い長所があったとしても短所が強すぎると台無しになってしまうことがあります。
私はテニスをするのですが、テニスの動作はサーブ・ストローク・ボレー・スマッシュから構成されます。
いくらストロークが良くてもサーブが下手だと、ゲームには勝つことができません。よってサーブ・ストロークはある程度できないと駄目です。ボレーはシングルスの場合だと、苦手な場合には前に出なければ問題ありませんが、ダブルスでは必須です。スマッシュも同様です。ゲームだと相手はこちらの苦手を責めてきます。バックストロークが苦手ならば、バックを集中的に攻めてきます。よって苦手もある程度は克服しておかなければなりません。

フォアでウィナーをとるにしても、バックもある程度返せる程度は必要です。
長所だけ伸ばす努力をしていても、短所が長所を根こそ台無しにしてしまうことがあります。

例えば、「礼儀・マナーが苦手」といった欠点があったとして、満点ではないにしても、平均点くらいできれなければ、長所を台無しにすることがあります。
あくまでも長所を活かすため、長所を台無しにしない程度の社会性は必要だと思います。

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