力を抜く

人生

スポーツや武道においては、無駄な力が抜けている方が効率的にパワーを発揮できます。
例えば、野球でいえば、ボールを早く投げようと力むと腕に負担し、足腰の回転がスムーズにいかなく、速い球が投げれなかったりします。ある程度脱力していた方が足腰の回転が生まれその力が流れるように腕に伝わり速い球が投げる事ができます。
テニスでも、ストロークでボールを打つ瞬間は力が入りますが、フォロースルーはある程度脱力できていた方が、運動連鎖がスムーズになり、振りぬきも良く、楽に強打でき、鋭いボールが打てるようになります。
いかに必要最低限の力で効率的に良いショットを打つかが、試合で体力を維持し勝利する為のこつだと思います。また無駄な力が抜けると怪我をしにくくなります。

楽器の演奏においても、例えばフルートの演奏では、早い音符を演奏する際は、指がなめらかに早く動かなければならないわけですが、肩や腕や指に余分な力が入っていると、指がなめらかに動きません。また、緊張していると体の重心が上になり、腹式呼吸が上手くできなくなり、音がうわずります。

書道においても、力を入れるところ、抜くとことを意識しないと上手く書くことができません。

スポーツにおいても、楽器の演奏においても、書道においても、ずっと力が入りっぱなしだと、思うように力が発揮できません。

ある程度、脱力できた方が上手くいくのです。

人生も一緒です。
いつも力が入っていたり、緊張していると、疲れやすかったりして、思うように実力が発揮できません。
いつも力が入っているのは、駐車場に車を止めているのにエンジンをぶんぶんふかしているような状態です。そんな事をしていると燃費が悪くなり故障にもつながります。
いつも緊張していると精神的にも疲れてしまいます。

効率的に生きるためには、余分な力を抜いて、無理な動きを控えて、必要最小限の力で自然に生きる方が良いと思います。

常に完璧を目指すと、常に力が入ってしまい息切れしてしまいます。
あれもこれも全て完璧にこなそうとするのではなく、できる範囲でやればいいのです。
真面目に考えすぎても、余裕がありません。
「考えなくて良いことは考えない」ようにする事も大切です。
「こうなったらどうしよう」と、わかりもしない未来を不安に思うのはやめましょう。
過去の嫌なことを思い出す事もやめましょう。どちらも「考えなくて良いこと」です。

無駄な所に力を入れることをやめましょう。
無駄な力が抜けたら、疲れにくくなります。
無駄な力が抜けたら、怪我をしにくくなります。
無駄な力が抜けたら、病気になりにくくなります。
無駄な力が抜けたら、不幸な気持ちになりにくくなります。

必要最低限の力で効率的に良い人生を送るためには、余分な力を抜いて、無理な動きを控えて、必要最小限の力で自然に生きる方が良いと思います。

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