潰しがきかないとは現在やっている仕事から別の仕事に変わった時に、やっていける能力が無い事を意味します。
今まで培った能力や経験を別の仕事で転用・応用することができない事を言います。
金属製品は、溶かして加工すれば別の製品に再利用できます。人も同じように、例えばリストラされても、別の会社に転職して前の職場で培った能力や経験を生かせれば、「潰しがきく」になるのだと思います。
また、前の職場では特に能力や経験を培っていなくても、自分で勉強して新しい分野の職場で器用にやっていけるのも「潰しがきく」になるのだと思います。
限られた職場や分野や社会で限定された仕事や狭い思考でやってきた場合に「潰しがきかない」人になってしまう可能性が高いのだと思います。
例えば、転職もせず就職した会社において仕事一筋で定年まで勤めあげたとします。趣味も持たず人生の全てをその仕事に捧げてきました。しかしながら、ある日定年を迎え、会社に出勤をしなくてよくなりました。家にいてもやる事も無く、妻の後を付いて回ってもジャマにされるだけで、一日中テレビを見ています。こんな人も「潰しがきかない人」だと思います。
仕事をまじめに一所懸命に勤めたことは立派ですが、定年後の人生が、生きがいも無く台無しです。
私は、決して転職を進めているわけではありません。転職しなくても「潰しがきく人」は沢山います。
また、転職しても「潰しがきかない人」も沢山います。
大企業に就職できてもリストラされる時代です。銀行も倒産するかもしれません。時代の変化とともに求められる人材の能力も変化しています。
そのような時代の中で、変化をキャッチアップし、もしもの時に対応できるよう自分を時代に順応させる必要があります。
また、一つのスキルだけを磨くのではなく、マルチスキルになるよう、あらゆる角度の変化に対応できるようする必要があると思います。
「潰しがきかない人」=粗大ごみ扱いにならないようにしていきたいですね。
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