シュガーランプ

心理学

シュガーランプとは、相手から断られた時に次のチャンスにつなげる会話術です。
例えば、

男性「今週の金曜夜に食事に行かない?」
女性「ごめん、仕事が忙しくて残業になりそう」

と断られた場合、

男性「そっか、残念だけど、また落ち着いたときにしようか。仕事をがんばる◯◯さんって、素敵だよね」

と褒めます。
そうすると、褒めてくれた相手に対して、感謝や好感を持ちます。
このように、シュガーランプは相手が喜ぶ言葉をかけることで、相手から自分に好意を抱かせる効果があります。

シュガーランプとは、砂糖のように甘い言葉をかけて相手の心を溶かすイメージから来ているようです。
断る相手は、断ることに対し少なからず罪悪感を覚えています。罪悪感を覚えた相手に甘くて心地よい言葉をかけることで、自分を好意的にとらえてもらう効果があります。
シュガーランプと併用して使われるテクニックが、ダブルバインドです。
ダブルバインドでは、選択肢を提示して、相手に断りづらくさせます。
例えば、

男性「今週の金曜夜に食事に行かない?」
女性「ごめん、仕事が忙しくて残業になりそう」
男性「責任持って仕事をがんばる◯◯さんって、素敵だよね」
男性「残念だけど、仕事が一段落した時がいいよね」
男性「再来週か来月なら大丈夫そう?」

といった感じです。
「シュガーランプ」「ダブルバインド」とも異性を口説く心理テクニックとして有名ですが、
基本的にこのようなテクニックも互いにWIN-WINな関係を築く為に使われるのであれば有効だと思います。相手が本当に嫌がっているときに、何回もこのようなテクニックを使うのはどうかと思います。
断る相手に気遣いをし、断られたときに嫌な顔をするのでは無く、優しい言葉で褒めたり、気を使わせないように、心配りできる心の余裕が欲しいものです。

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