レジリエンスとは、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」のことを言います。「折れない心」「しなやかな心」と言ってもよいでしょう。
さまざまな環境・状況に対しても適応し、辛い状況にも順応して、どんな逆境にも屈しない、精神の「回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」「柔軟性」です。
現代の社会では、多くのストレスを受けて、心に何らかの歪みが生じる機会が増えています。
「レジリエンス」とは、これらのストレスや歪みから回復できる力です。
ビジネスでは失敗する事も多くあります。失敗してもそこから何を学び、どう活かすか。そしていかに早く立ち直るかが重要です。
失敗から学び、立ち直る事により、行動量や行動の質を上げていくことができます。
逆境を糧にして挑戦する事ができれば、そこには成長があります。
グローバルの社会おいては、年齢、性別、国籍などの違いで、価値観が多様化します。
変化はストレスを増やしますが、レジリエンスを身につけていれば、対応できます。
想定外の事態が起こっても、「起こってしまった事は仕方がない」「切り替えて対応しよう」「まずは課題解決に集中しよう」と、落ち着いて対応することができます。
レジリエンスの反対が「脆さ(もろさ)」です。何か問題が発生し心が折れてしまい、思考停止してその状態に留まります。問題は解決されないまま、ストレスも抱えたままです。
レジリエンスを身につけると
・リスクを特定し、対応する能力が高まります。ネガティブな出来事に上手く対処できます。
・ストレスを軽減し、より効果的な対処ができます
・無駄な悩みが軽減され、集中してより高いパフォーマンスで働くことができます
・より創造的、より包括的に問題解決ができます
レジリエンスを高める為には次の事を意識する必要があります
・自分の思考癖を把握する
・思考をコントロールする。感情をコントロールする
・自分の存在を肯定的に捉える
・良好な人間関係構築に努める
自分の思考癖を把握する
マイナスな局面において、自分がどのような思考癖があるのかを過去を振り返りながら見直してみましょう。「どうせ私なんて…」「あの時失敗したから、また失敗するかも…」の様なネガティブな思考癖はありませんか?ネガティブな感情がある場合は、自尊心が傷つけられた過去により精神が影響を受けているかもしれません。
思考をコントロールする。感情をコントロールする
人は解決が困難な問題に直面した時、ストレスを感じます。感情をコントロールする為には楽観的な思考や感情が大切になります。例えばその問題を一時的な問題と捉えるか、永続的な問題と捉えるかでは全く認識が変わってきます。「一つ一つ解決すればなんとかなる」「やればなんとかなるさ」という楽観的な思考は、前向きに問題を解決させます。
自分の存在を肯定的に捉える
自分を肯定し、自分を信じる事で前向きな気持ちになれます。
最高の強みを認識し、自分の強みを最大限発揮し、自分の価値観にあった人生を想像しましょう。
「自分なら大丈夫」と自分を励ましましょう。
良好な人間関係構築に努める
自分が困難に直面した時、他者に話したりすることによって、心が軽くなったりします。
また、自分だけで考えるよりも他者からのアドバイスを受けたりする事により視野が広がります。
同じような困難に直面していても、ピンチをチャンスに変える人もいれば、
ピンチによる不安に潰されてしまう人もいます。
捉え方や考え方は人によって様々です。
困難なとき、どう捉えるかはあなた次第です。
コメント