私の母は、父が亡くなったため、故郷の広島で一人暮らしをしています。私も単身赴任で東京にいる為、めったに母の様子を見に行けません。
母は、入院したことが一度も無い事が自慢らしいのですが、とっくに80歳を超えています。
この正月に安否確認の為に実家に帰りました。実家は、昔ながらの木造平屋建てで、古いつくりなので壁も床も断熱材が入っていません。
ですから、下からも横からも寒気が入ってきます。よく、この様な寒い家で平気だなと思いますが、まだまだ、足腰は丈夫なようです。
毎週、お茶の会に往復2時間以上かけて通っているそうです。母は、10代の頃から茶道を習っており、70年近く続けています。
お仲間もお年を召された方が多いのですが、一人ずつ天国に召されていくので、元気に続けている母は今では大先生になっているようです。
元気に一つの事を続ける事は貴重な事だと感心します。
この1月にも、裏千家の家元に呼ばれているようで、新幹線で京都に日帰りするそうです。
母の先生は104歳で大往生されたようで、本人も同様にと思っているのでしょう。
母は、死ぬときは、茶室で眠るように死ねれば本望とよく言っていますが、廻りの皆さんにご迷惑おかけする事になるので、それだけはやめて欲しいと思います。
そのような元気な母ですが、若いころは部屋の中もきれいに整頓されていましたが、最近は物で溢れかえるようなってきました。
また冷蔵庫の中にも沢山物が詰まっています。お風呂掃除も昔は綺麗にできていましたが、最近汚れが目立つようになっていました。
年を取るという事は、こういう事かと考えてしまいます。話をするとまだまだ達者ですが衰えもあります。施設には入りたくないそうです。
ずっと住み慣れた自分の家で暮らしたいというのが彼女の希望です。そこで、警備会社が行っている見守りサービスを検討しています。人感センサーによる安否確認や駆けつけサービス、かかりつけの病院への連絡を行ってくれるそうです。
まだ元気なうちは、見守りサービスを契約して万が一に備えようと思います。
そして体が弱ってきたら、同居するか施設にお願いするかを考えなければならないと思います。
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