セクシャルマイノリティについて思う事

近年、LGBDやセクシャルマイノリティについて話題に上がる事が多くなった様に思いますが、私にとっては、それ程、珍しい事でもありませんでした。

私は、19歳の頃、欧州を一人旅しましたが、その時、同性から愛をささやかれるような場面が2回ありました。

1回目はスイスのローザンヌのユースホステルでみんなと歓談している時に、地元の男性が話しかけてきて、おすすめスポットとかの地図をあげるから、うちに来ないかとの誘いでした。

私は、何の警戒心も無く彼の家に行ったのですが、それはとっても立派な家で、色々な観光スポットを教えてもらったり、スイスの文化の事を教えてもらったりと、とても紳士的で優しく接してもらいました。その内、なんだか意味深な話になり、体の接触が多くなり、それまで英語で会話していたのですが、最後はフランス語でささやかれ、そこで彼は恋愛の対象として私を誘ってきたという事に気付きました。

自分は同性に興味が無い事を話し、特にそれ以上の発展も無くその場は終りましたが、最後まで紳士的 でハンサムで、経済的にも恵まれている人が同性愛者であることに、それほど違和感を感じなかった事を覚えています。

2回目は、ドイツのケルンのあたりでヒッチハイクしていると、中年のおじさんに車に乗せてもらうと同時に、「若い男の子が好き」と触られまくった覚えがあります。

この時も丁寧にお断りし、無事に解放されました。あと、ドイツでは女性で立派な口ひげを生やしている子がいて、驚いたことがあります。

同性愛にしても、バイセクシャルにしても、ヨーロッパではそれほど特殊な事ではないのだと知りました。

ギリシャ神話の中では、人は昔、二人の人がくっついて存在しており、あまりに力が強力なので神が一人一人に切り離し、切り離されたもう一人の人間に惹かれるのだが愛だといった話を聞いたことがあります。

その二人の人間の組み合わせは、男女、男男、女女の組み合わせがあったそうです。つまりギリシャ時代からLGBDは存在していました。

LGBDはマイノリティかもしれませんが、存在していている事は自然な事なのだと思います。




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