要因と真因

要因とは、直接の原因のことです。

要因は一つとは限らず複数の要素が関係している場合があります。

真因とは、真の原因を意味します。表面的な要因の背後にある根本的な原因です。

要因=真因とは限りません。

例えば、社員が育たないといった課題があったとします。その要因として、会社の教育制度が充実していない事を考えました。

そしてその会社は教育制度を充実させ、数々の教育プログラムを社員に無償で提供しました。

その結果、社員が成長できたかというと、小数には効果がありましたが、ほとんどの社員には効果がありませんでした。

つまり、教育制度は一つの要因ではあったわけですが、真因ではなかったという事です。

この場合の真因は、難しいですが、根本的に社員が自主的に学び成長しようと意識しなければ、いくら環境だけ整えても結果が出ないと思います。

では、自主的に学び成長しようと意識させるためには、何が必要でしょうか?

それは、自らがその必要性を認識する必要があります。

私の周りでも、学ぶ努力を怠り、失敗の際に本来ならば学んでいれば防げていただろう失敗について、表面的な反省をしてくる場合があります。

その場合、学んでいればある程度は予見できていたこと、学ぶ行動を怠った事により嫌な思いをしなければなくなっている事、成長の為に勉強が必要である事を認識させるよう促します。

それでも、気づかない場合は、しょうがないと思います。

同じ過ちを繰り返すと評価し、要職には付けないようにする必要があります。

要因を分析して真因を見つける為に、思考法や知識が必要です。

本質を知らなければ、無駄な遠回りをするだと思います。

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