歳月は人を待たず | 年を重ねると体感時間が早くなる

人生

中国六朝時代の詩人、陶淵明の言葉です。

盛年不重来(盛年重ねて来たらず)
一日難再晨(一日再び晨なり難し)
及時当勉励(時に及んではまさに勉励すべし)
歳月不待人(歳月は人を待たず)

(解釈)
盛りある年は一生で二度とは来ない。
今日という日は再び来ない。
時を惜しんで励みなさい。
時は人の都合などお構いなしに過ぎていくのだから。

時は、人の都合を待ってくれることなく刻々と過ぎていきます。
なんとなく生きているうちに、こんなにも老いてるのかと愕然とします。
今という瞬間は、一瞬に過ぎていきます。
二度と戻らない時間を、大切に過ごしたいものです。
若いときに、もっと勉強しておけば良かったと思っても、あの時は戻ってきません。
今、そう思うならば、今できることを、今のうちにやっておくべきです。
今できることも、年を取ったらできなくなるかもしれません。
時は無情にも過ぎていきます。
「老い」や「死」はやがてやってきます。
「過去」を悔やんでいるならば、同じ過ちを起こさないために、「今」を悔やまないよう生きるべきです。

年を重ねると体感時間が早くなる

年を重ねると、若いときに比べて、時間が早く過ぎている感覚はありませんか?
ジャネーの法則によると、
生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例するそうです。
例えば、20歳の人にとって1年の長さは人生の20分の1(0.05)です。
10歳の人にとって1年の長さは人生の10分の1(0.1)です。
つまり、20歳は10歳の時と比べて、2倍時間が早く過ぎていっています。
なぜ、そうなるかというと、

  • 若い頃は知らないことが多く、毎日が新しい経験や発見の連続
  • 年を取って経験を積むと、未知なことに出会えるチャンスが少なくなる
  • 人は未経験なことをやっている時は、それが強く意識に残り時間を長く感じる
  • 慣れてしまえばそれによって時間の長さも気にならなくなり、時間が早く感じるようになる

ということです。

大人になると同じことを繰り返す機会が増えてきます。
毎日通勤し、同じ時間に朝礼を行い、同じ仕事をこなし、帰宅して、夕食を食べ、お風呂に入り、就寝する。
この毎日の繰り返し。
大人になると同じことを繰り返す頻度も多くなり、
新鮮味が少なくなり
マンネリ化し
記憶に残らない時間が増え、それによって時間の経過が早く感じられます。
気付くと、時間はあっという間に過ぎ去ります。
時間を記憶に残すためには「新しいこと」を経験する必要があります。

今朝何食べたか思い出せない

ルーティン作業は脳がすぐに「処理」できるので記憶に残りません。
いつもと同じことをやっていると、記憶に残らないので、まるでその行動をしていなかったように、時間が縮んで感じられます。
これに対して、新しい経験をすると、記憶に残り、時間が長く感じられます。
私たちの脳は、情報を処理するのに負荷がかかればかかかるほど、過ごした時間を長く感じます。
逆に、ルーティンワークのようにあまり、脳の処理に余り負荷がかからないと、脳に刻まれる情報の量が減り、結果として時間が速く過ぎ去るように感じます。
新たな経験をしている時は、時間が長く感じられるます。
自分の殻を破って、新しい経験を行う事で、より多くの時間を感じる事ができます。
より新鮮で刺激的な経験を行う場合は、全感覚が研ぎ澄まれ、時間を多く感じます。
物理的には同じ時間でも、私たちの心的な時間は、認識される出来事が多いと長くなり、少ないと短くなります。

若いときの感覚

若いときの感覚は新鮮です。
新しい事への抵抗も少なく、吸収力も高いと思います。
そのため、若いときに、色々な人に会ったり、新しい経験をしたり、色々な情報を吸収することは有効です。
年を重ねても意識して新しいことを行い続けると、何もしないより、感性の衰えは抑えることができます。
「新たに学ぶ」「色々な人に出会う」「色々な経験を積む」「新しい場所を訪ねる」「環境を変える」など何でも良いので新しい感覚を求めることは有効です。
香り、音、人、色、肌触りなど、多量な情報が脳に流れ込まれると、脳は活性化します。
行ったことのない所に行くのも良いでしょう。
新しい人に会うと、新たな発見があります。
新しい活動に挑戦すると、緊張し、五感は研ぎ澄まされます。
感性は、若いときの方が優れていますが、使わないと感覚は鈍ります。
年を重ねても感性を豊かに生きることができればと思います。

代謝が激しいと心的時計も速くなる

時間の感じ方は、「代謝」と大きな関係があります。
代謝は、朝方は低くだんだんと夕方にかけて上がっていき、17時頃にピークを迎えます。
代謝が低いと心的時計はゆっくりで、時間があっという間に進むように感じられます。
代謝が高いと心的時計は早く、時間はゆっくりと進むように感じられます。
代謝を上げるには以下があります。

  • 運動をする(活動する)
  • 危険を感じる(恐怖を感じる)
  • 興奮する(ワクワクする)
  • 刺激を受ける(ドキドキする)
  • 早起きする

代謝を下げるものには以下があります。

  • 動かない(横になる)
  • 安心・安定
  • 睡眠薬やアルコールを飲む
  • 狭くて暗い空間にいる
  • ネットサーフィンをする

明日死ぬかのように生きよ
マハトマ・ガンジーの言葉です。
明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。
人が死ぬときに後悔することとして「本当にやりたいことをやらなかったこと」があるそうです。
老いて後悔することは「若いときにもっと色々な事をやっておけばよかった」です。
時は人の都合に関係なく過ぎ、無情にも人は老いて死にます。
今という一瞬がとても貴重な時間です。
少しでも悔いが残らないよう、生きていきたいものです。

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