世の中は、急激に変化し、複雑化し、多様化しています。
情報は溢れ、選択肢は増え、混乱した状況の中で結論を急がされます。
このような世の中で、限られた時間内に課題解決や決断をすることは容易ではありません。
私たちに求められるのは、
- 何が必要で、何が必要ないのかを明確にすること（取捨選択）
- シンプルに整理して、正しく考えること（シンプル化）
- 素早く正確に判断し処理すること（適正な判断）
だと思います。
何が必要で、何が必要ないのかを明確にすること
不要な物や事を捨てて、必要なことにフォーカスすることにより、無駄がなくなります。
例えば、部屋の中に不要な物（ほとんど使われていない物）が溢れかえると、必要なものを探すのに時間が浪費されてしまいます。不要な物を捨てることにより、時間や心に余裕が生まれます。
また、考え事や悩み事についても、不要な事（考えてもしょうがない事、悩んでもしょうがない事）をあきらめたり、切り捨てることにより、時間や心に余裕が生まれます。
本当に必要なことにフォーカスするためには、不要な物や事を捨てる必要があります。
シンプルに整理して、正しく考えること
不要な事やものを捨てて残ったものを、
カテゴリー別に分けたり
５Ｗ２Ｈ（誰が、いつ、どこで、何を、どうする、なぜ？ いくら？）にまとめたり、
図式化（ロジックツリー・マインドマップなど）したり
優先順位をつけることにより、複雑に思えたものが頭の中で整理しやすくなります。
整理整頓して、全体を俯瞰して見えるようにすることで、全体像・概念・本質を浮き彫りにしやすくなります。
シンプルに整理すると、複雑に悩んだり、時間を浪費してしまうこともなくなります。
素早く正確に判断し処理すること
不要なことを切り捨て、シンプルに整理できたなら、素早く正確に判断し処理することが可能になります。躊躇せず行動することによりポジティブな気持ちにもなれます。
ネガティブな人は、複雑に考える
ネガティブな人は、色々な事が複雑に絡み合い、考えがまとまらず、悩み、結論が出せない為、行動に移せません。そのためネガティブな状態が継続しやすいのだと思います。
世の中はトレードオフが原則です。
例えば、「充実した仕事したい、でも趣味の時間もしっかりと確保したい」といった場合、往々にして「仕事」「趣味」は両立しない場合が多いと思います。よって平日の優先順位は「仕事」が高く、休日の優先順位は「趣味」が高いと考えるとシンプルになります。
また「生活するために仕事をしなければならない」でも「仕事がハードすぎて体を壊してしまった」といった場合、「生活する」＜「健康」と考えれば、シンプルに結論は出ます。「療養する」「転職する」といった結論になると思います。
複雑になった情報を整理して、優先順位をつけて、不要な物を切り捨てると生き方が楽になると思います。
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