ハロー効果(Halo effect)

心理学

人は見た目が9割といいますが、あなたは見た目の印象でその人について勝手に想像したことはないですか?
ハロー効果とは、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる認知バイアスのことを言います。
良い印象から肯定的な方向に働くものをポジティブ・ハロー効果といい、悪い印象から否定的な方向にも働くものをネガティブハロー効果といいます。

はじめに「人は見た目が9割」の話をしましたが、それ以外にもハロー効果には「学歴」「受賞歴」「専門家の評価」「売上数、売上金額などの数値データ」「保有スキル」「口コミサイトの評価」「企業名」などがあります。
また、一度ついた良い印象や悪い印象は、その後の認知バイアスにも影響するようです。
例えば、コミュニケーション能力が高く良い印象を持たれると、その後も優遇されやすくなります。また一度、反対意見を述べるとその後もネガティブハロー効果の影響を受けやすくなります。

服装・髪型・言葉使い・体型など、自分の努力で変えることができるものは、積極的に努力した方が良さそうですよね。
顔、声、体格、服装の中で、評価に最も優位な影響を与えるのは「声」で、顔、服装と続いて、体格が最も低いそうです。
声優・アナウンサー・俳優・歌手など声を職業にされている方は多くいらっしゃいますが、良い発生や話し方ができると強力な強みになると思います。
「話し方教室」も多くあるようなので、本格的に学んでも良いかもしれません。

恋愛や仕事で成功するためには、「相手の最も求めているものは何か?」「重要と考えている要素は何か?」を理解しておくことが必要です。相手を不快にしないように、相手に好かれるようにポジティブ・ハロー効果が得られるように努力することは成功の秘訣です。
商品においてもハロー効果は重要です。
広告・サイトの見た目のイメージや口コミサイトの評価、企業ブランディングによって売り上げは大きく変わります。
もちろん商品自体が良いものである必要はありますが、内容が同じものであればポジティブ・ハロー効果が得られる方が良いですよね。
人も同じです。実力があっても見た目で損している人はたくさんいると思います。
ちょっとしたことでポジティブ・ハロー効果が得られるならば、意識して改善する方が得すると思います。

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