知ったかぶりが一番やばい

仕事

「聞いたことがある」「知っている」「理解している」「実践できる」は全くレベルが異なります。

「聞いたことがある」は、なんとなく頭の片隅にキーワードが残っている程度で、会議に同席させて議事録書かせたりすると支離滅裂な文章になったりします。

「知っている」は、物事に関する情報を知識として持っていますが、理解まではできていません。資料用意してあげればプレゼンまではできますが、質問対応には対応できないレベルです。

「理解している」とは、物事の仕組みや意味や本質を論理によってわかることです。
多少前提条件が変わっても、仕組みや意味や本質がわかっているので応用が利きます。

「実践できる」は、頭で理解しているだけでなく、実践できるレベルです。
例えばテニスでサーブについて理論的な話を聞いて頭で理解しても、いざ実践してみると、全くできなかったりします。また練習ではできていても、試合では頭が真っ白になり、全くできなかったりします。「実践できる」は、本人の体に染みついた状態です。

あと、「理解している」については、「納得している」「納得していない」の2つの状態に分かれます。後者は「頭ではわかっているけど納得いかない」「わかっているけど気に入らない」などです。

システム開発において、要件定義フェーズでヒヤリングが不十分だったため、業務で使い物にならなくて、もめることがあります。
「わかっているつもり」「理解しているつもり」「知っているつもり」で、要件定義時に顧客に、当たり前だと思っている質問をあえてしないことがあります。「わかっているつもり」「理解しているつもり」「知っているつもり」でも、あえて質問してみる。「まさかと思うけどこのようなケースはないだろう」と思ってもあえてヒヤリングすることは大切です。
自分の理解能力が高いと必要以上にアピールすることは後で墓穴を掘ります。
多少、理解力が遅いふりをしてでも、理解ミス・ヒヤリング漏れをなくすことの方が大事です。

知ったかぶりしても、それが間違っていたら、後から大きな損害を被り、非難されるだけです。
謙虚に、「理解しよう」とする姿勢は大切です。
「知ったかぶり」はやめときましょう。

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