「忙しい」の語源

生活

「忙」は「りっしんべん」と「亡」から構成されます。
「りっしんべん」は心を表します。
つまり「忙しい」とは、心を亡くした状態です。
心に余裕が無くなり、冷静に客観的に物事を見ることができない。
自分の事だけで精一杯で、相手の気持ちを考えたり、配慮することができない。
焦りと不安に支配され、冷静な判断ができなくなる。
自分のキャパシティーを超えてしまい、新しいことや変化を受け入れることができない。
怒り、不満、愚痴が増える。など

忙しいと、心の余裕がなくなり、廻りの大切なものを失い始めます。
また亡くす心と書いて「忘」は、心を亡くした結果、色々な物事を「わすれて」しまいます。
忘れ物をする時は慌てているとき、急いでいるときが多いと思いませんか?
忙しくしている人は何か大事なものを忘れているのかもしれません。

また、心をなくすと、自分中心になります。
自分のことだけに執着して、他人のことは一切考えない状態になります。
「心を亡くす」のは、「心に余裕がなくなる」「視野が狭くなる」「忘れっぽくなる」からです。
ならば、暇だと良いかというと、暇な人は「愚痴や不満を言う人が多い」傾向があると思います。

時間がありすぎると、余計なことまで考えネガティブな感情が生まれやすいのではないかと思います。
「忙しい」には、「心を亡くす忙しさ」と「心が生きる忙しさ」があります。
人生において、チャンスが到来したときにがむしゃらに頑張ったり、危機に遭遇したときに精一杯踏ん張ったりしなければならないときはあるはずです。
必要なタイミングで波に乗らなかったり、投げ出してしまうのは、とてももったいない事だと思います。人生において、成果を上げる為には、圧倒的な努力なくしてあり得ません。
忙しくても、「志」や「目的」を忘れないようにし、人に対する感謝や思いやりを忘れないようにし、俯瞰的に自分を見つめることができれば、目の前の物事に忙殺され、心が亡くなってしまう事も無くなると思います。
「忙しい」を口にした時から、心に余裕が亡くなっています。
心に余裕を持って、心のバランスを保って活動できれば良いなと思います。

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