「おもしろきこともなき世をおもしろく、すみなしものは心なりけり」
高杉晋作の歌です。
高杉晋作は,肺結核に倒れ、大政奉還を目にすることなく29歳にしてこの世を去りました。その亡くなる直前にこの歌を詠んだとされています。
意味は以下の通りです。
「この世をおもしろくさせるのも、おもしろく無くさせるのも、自分の心ひとつだ」
どのようなことでも自分の心のありようによって、面白くもなるしつまらなくもなります。
仏教において「自業自得」という言葉があります。
「私たちの行いは良いものも悪いものもすべて自分自身に原因がある」という意味です。
私たちは過去から現在まで様々な「行い」をしています。その行いは消えるのではなく、種となって残り続けます。
そして縁が来たとき、その種は結果として芽を出し現れます。
行いには3つの行い「心」「口」「体」があります。
私たちは思ったことを口に出し、行動します。
すべての行いは心が決めています。
心で思ったことを感じ、自分の世界を生み出しています。
ある意味、我々は心の奴隷と言ってももいいでしょう。
どう心がけるかによって、言動も、感じ方も、生き方も、変わってきます。
ある意味、心が創り出す世界の中で生きているのだと思います。
自分の心しだいで、おもしろく生きる事ができるならば、おもしろく生きてみたいものです。
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