メタモデル

思考

私たちは、話をする時に、情報をわかりやすくまとめて話をします。
すべての情報が、その人独特のフィルターを介して変換され、言葉として伝えられます。
その人独特のフィルターは、時には情報を欠落させたり、偏見や歪曲、また思い込みによって生まれる「停滞」を生み出します。
メタモデルとはこのコミュニケーションのプロセス(独特のフィルター)をモデリングしたものです。
メタモデルには大きく「一般化」「歪曲」「省略」の3つが存在します。

一般化

一般化は、事実を単純化(一般化)して伝えるコミュニケーションです。
以下のようなものがあります。

  • 必要性の叙法助動詞
  • 可能性の叙法助動詞
  • 普遍的数量詞

一般化(必要性の叙法助動詞)

無意識のうちに限界を定めてしまうことです。
「~すべきだ」「~すべきでない」などの決めつけた言い回しになります。

一般化(可能性の叙法助動詞)

その人の限界や制約を無意識のうちに定めてしまうことです。
「~できる」「~できない」などの言い回しになります。

一般化(普遍的数量詞)

数少ない経験を全部に置き換えて表現することです。
「全て」「いつも」「誰でも」「決して~ない」「一つも~ない」などの言い回しになります。

歪曲

歪曲とは、自分の考えを検証することなく、意味づけや解釈を行い、話を省略化し、真実が歪められることです。
以下のようなものがあります。

  • 等価の複合観念
  • 前提
  • 因果
  • 憶測

歪曲(等価の複合観念)

二つの異なる事実が同じ意味として取り扱われていることです。
例えば「メールの返事がないので、嫌われていると思う」などです。

歪曲(前提)

表現されていない何か前提をもとに話が進められていることです。
例えば、「最近の若い人は、やる気がない」の隠された前提は「自分たちが若いときは、もっとやる気があった」です。

歪曲(因果)

何かが他の何かの原因になっている表現(原因と結果の関係)を言います。
例えば、「彼女は女だから、XXだ」などです。

歪曲(憶測)

他人の気持ち・考え方を決めつけていることです。
例えば「きっとあの人は私を嫌いに違いない」などの表現です。

省略

省略とは話の一部の情報だけが伝えられ、それ以外の情報が伝わらないために情報が正確に伝わらないことを言います。
省略には次のものがあります。

  • 不特定名詞
  • 不特定動詞
  • 比較
  • 判断
  • 名詞化

省略(不特定名詞)

誰が?いつ?何が?どこで?誰に?など具体的な内容が省略されている表現です。
例えば、「みんなに嫌われている」では、みんなとは具体的に誰のことなのかがわかりません。

省略(不特定動詞)

具体的な行動が省略されている表現です。
例えば、「もっと愛情を示して」では、「具体的にどのように?」が省略されています。

省略(比較)

比較対象が省略されている表現です。
例えば「この商品は高いね」では、比較している対象がわかりません。

省略(判断)

評価・判断基準が省略されていることです。
例えば、「あの人は仕事ができない」では、何を基準に「仕事ができない」と言っているのか、わかりません。

省略(名詞化)

プロセスを名詞化してしまうことです。
例えば「もっと自由がほしい」では「誰が」「どのように」「どのような」自由になりたいのかわかりません。

正確にコミュニケーションをとるために、適切な質問をして、内容を的確に理解し、本質を理解する必要があります。
「誰が?」「いつ?」「何を?」「どうやって?」と具体的な内容を聞き出したり
「もし~したらどうなりますか?」「本当に一度もないですか?」「例外はないのですか?」「~がどのように~だと思うのですか?」「~がどのように~の原因になるのですか?」「何を根拠にそう信じているのですか?」とさらに掘り下げた質問すると本質が見えてくると思います。

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