コンティンジェンシー予備とマネジメント予備

プロジェクトマネジメント

コンティンジェンシー予備とは、特定されたリスクが発生した場合の予備の事です。
「既知の未知」に対する予算であり、そのリスク対応計画を立てる時点でどの程度のコストが発生するかを、あらかじめ見積もっておきます。
コンティンジェンシー予備は、プロジェクトマネージャの裁量で使用できます。

マネジメント予備とは、「未知の未知」に対応する為に準備しておく予算です。プロジェクトマネージャはマネジメント予備を勝手に使う事ができません。使う場合にはプロジェクト・スポンサーの承認が必要です。大概の場合、マネジメント予備を使わなければならない状況は、デスマーチの状態になっています。つまりステークホルダー全員が不幸になっている可能性が高いです。

リスク係数の見積もりは、お客様の性質や、プロジェクトの難易度など様々な要素を加味して行います。これはある程度経験値によるものですが、私自身、基準となる生産性を持っており、それを基準に、様々な要素を加味してリス係数を見積もります。

プロジェクトマネージャは、問題が発生して事態を収拾できなかった場合、その責任を取らなければなりません。メンバー責任も含めて自信で責任を取る覚悟のある方がプロジェクトマネージャを行うべきだと思います。
責任を追うと言っても、命までは取られません。潔くクビを差し出す程度です。
とはいえ、予備費があれば心の余裕が生まれます。お客様に迷惑にならない程度であれば、リスクを見積もるべきだと思います。

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