新型コロナで働き方はどう変わる
新型コロナで在宅ワークが一気に促進されましたが、コロナ後、及び二次リスク発生時に、働き方はどのように変わっていくのでしょうか。
東芝は5月7日に週休3日制やコア無しフレックスタイム制等の検討・実施を発表しました。IBMはコロナ発生時にすぐに、35万人の社員の95%を在宅勤務に切り替えました。
私の会社でも、基本的に在宅ワークを推奨しており、在宅ワーク準備金の支給と毎月の在宅ワーク手当の支払いを決定し、やむを得ず出勤する場合でも、マネージャーが出勤率を20%に押さえ、50%以上の人数の会議室での会議は禁止しました。
毎朝、満員電車に乗って、オフィスで与えられたルーティン作業をこなすといった典型的な“サラリーマン”の働き方は終わると考えられます。
また今後、単純作業はAIやロボットによって自動化され、よりクリエイティブな作業を、場所を選ばず、ネットワークや各種ツールを駆使し行う時代になっていくと考えられます。
そして場所を選ばなくなると「東京集中・会社中心」から「地方・在宅」に転換するのではないかと考えます。
テレワークが進むと、『アウトプット』がより重視される時代が来ます。
従来のように勤務時間や態度で評価することが不可能になるので、誰の目にも見える「成果」が評価のベースとならざるを得ないのです。
また、人々作業にはソフトウェア技術が入り効率化が進み、人間は創造性と知能が要求されるようになります。
テレワークは良い面もありますが、コミュニケーションにおいては疎になりやすく、努めて工夫をする必要があります。マネージャーは「1 on 1」を頻繁に行なったり、時にはテレビ会議で簡単な「雑談」を設定し信頼関係を築く必要があります。
テレワークでそれぞれの場所で作業するにしても、チームワークは必要です。
マネージャーはObjective and Key Results(目標と目標達成のための具体的な指標)を示し、成果や進捗を図りながら売り上げを上げていかなければなりません。
在宅ワークを推進したとしても会社の売上が下がれば、社員の雇用は維持できません。
経営の舵取りはより難易度を増すと思われます。
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