新型コロナウイルスで重症化しない限り検査しないのは正しいのか

社会的な話題

新型コロナウイルスのPCR検査は、重症化しない限り検査してもらえないようです。
理由は、医療崩壊を防ぐためだとの事のようですが、PCR検査をしないことが、本当に医療崩壊を防ぐことになるのでしょうか。
私は医療崩壊を防ぐ為には、感染拡大を防ぐ事が最も大切だと思います。
よって既に感染している人をちゃんと検査して隔離する必要があります。
検査をしないことにより感染が特定されずに、結果的に感染が拡大すると、医療崩壊が起こります。

新型コロナウイルスの検査には、抗体検査とPCR検査があります。

抗体検査
・簡単に検査でき、10~15分で検査結果が得られる。
・検査における感染のリスクが少ない
・過去にかかったことがあるか(免疫があるか)を調べることが中心。
・症状が回復すれば当面の間はうつしたりうつされたりしないことが期待できる
・感度、特異度(精度)は90%程度(PCR検査より劣る)

PCR検査
・今かかっているかを調べることが中心。
・精度が高い
・検査に時間や人手がかかる
・専門家が行う必要があり、感染の危険を伴う

確かにPCR検査を国民全員が受けると医療崩壊しそうです。
抗体検査は簡単にできる検査です。抗体検査で陽性だった人を優先してPCR検査するなど
抗体検査とPCR検査を組み合わせることが合理的でないかと思います。
無症状の感染者もいます。あくまでも確率論ですが、感染の確率を少なくすることは大切です。感染の可能性がある人は、人との接触を完全に避けるべきです。
一度に全ての国民を検査することはできません。
医療従事者が優先して検査を受けることで、ある程度、医療崩壊は防げるはずです。
また社会インフラに関わる職業の方も休業が許されていません。これらの人もある程度優先すべきではないかと思います。

検査の結果により、それぞれの対応内容は異なると思います。
少なくとも、検査の結果、「陽性」「陰性(抗体有)」「陰性(抗体無)」に分類できれば、対応しやすくなります。

感染リスクを抑えるために、人々の接触を少なくする必要もありますが、社会を正常に機能させるためには、病院や社会基盤を守ることが重要です。
上記②のうち、軽症であっても重症化のリスクが高い人は③重症と見なして対応する必要があります。

検査を拡充しデータを収集して分析することにより、傾向がわかり効果的な対策が見えてきます。感染してから回復した人の血液の分析を行うことは、感染治療の研究にも役立ちます。

見たくないものに蓋をして見えなくするのでは無く、「見える化」「現状把握」を行い、対策しなければ、状況は悪化するばかりだと思います。

新型コロナは感染しても多くの人は軽症や無症状のようです。
また、潜伏期は数日~2週間程度と比較的長く、無症状のまま人に感染させるリスクもあります。

以下のことが実施できれば感染リスクが減らせると思います(優先度順)
・医療従事者・入院患者の抗体検査・PCR検査を行い、院内感染のリスクを減らす。
 →陰性&抗体有の方と陰性&抗体無の方では対応方法が異なる
・外来患者の抗体検査を受診前に行い陰性・陽性により、エリア・対応方法を変える
・社会基盤に関わる従事者の抗体検査を行い、必要に応じてPCR検査を行う
 →陰性&抗体有の方と陰性&抗体無の方では対応方法が異なる
・陽性の方のトラッキング(追跡)と隔離を徹底する
・できるだけ多くの人の抗体検査を実施する

感染リスクを減らすのと、社会基盤を正常に廻すのを両立することは難しいことです。
でもどちらかが崩れると社会は崩壊します。
見えない敵と戦うのは困難です。できるだけ見える化し、科学的な根拠に基づき適切に対応すべきと思います。

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