温冷交代浴とは、温浴と冷浴を3回~5回ほど繰り返し、冷浴で終わる入浴法です。
体は温めると副交感神経が優位になり、冷やすと交感神経が優位になります。
温冷交代は副交感神経・交感神経のそれぞれを刺激し自律神経のバランスを整えるものです。また血管の収縮が起きて血行促進効果も期待できます。
家庭で行う場合は、温水浴と冷水シャワーで実践します。
まず、温水浴でゆっくりと温まります。その後、冷水のシャワーを浴びますが、足や手など心臓から遠いとこから徐々に中心に向けて冷水を浴びます。また、特に冬場は冷水が冷たいので冷水に少し温水を混ぜて、冷た過ぎない温度から初めて、徐々に温水を止めて温度を下げていきます。このような温浴と冷浴を交互に3回~5回ほど繰り返し、最後は冷浴で終わります。
温水に浸かっている時、血行が良くなっているのが実感できます。充分温まってから冷水のシャワーを浴びるようにしてください。
温冷交代浴の効果は以下の通りです
・自律神経が整う:温浴は副交感神経を刺激し、冷浴は交感神経を刺激し、
これを交互に行う事で自律神経のバランスを整えます。
→寝つきが良くなる
・血行を良くする:血管の拡張と収縮を繰り返すことで、血流を良くしてくれます。
→冷え性やむくみの改善
→肩こりや腰痛の改善
→疲労回復
→美肌効果
・免疫力の向上:温冷の刺激によって、コルチゾールやアドレナリンというホルモンが
分泌され、ストレスへの抵抗力を高め、免疫システムを正常化させます
→風邪を引きにくくする(コロナウィルスにも良いかも)
→アレルギー症状の緩和
温冷交代浴は、身体への負担が大きい入浴法です。以下の場合は実施してはいけません
・高血圧
・循環器系の疾患がある
・体調不良、発熱、風邪
・飲酒している
コメント