群盲象をなでる

人生

群盲象を撫ず(ぐんもうぞうをなず)とも言います。

目が見えない盲人が集められ、象を触ってもらいました。
彼らはそれまで、象を見たことも、触った事も聞いたこともありません。
盲人たちに、触った感触から象がどのようなものか、述べました。
鼻に触れた人は、棒のようだと言い、
牙に触れた人は、杵のようなだと言い、
耳に触れた人は、箕のようだと言い、
足に触れた人は、臼のようだと言い、
尻尾に触れた人は、縄のようだと言いました。
盲人は、それぞれ自分が正しいと主張して対立が深まりました。
しかしそれが同じ物の別の部分であると気づき、対立が解消するという話です。

物事についてはその一面だけを理解して、すべて理解したと錯覚してしまう事があります。

見る立場によって見え方が変わる

相手の立場になって考えると、全く違った観点に気付きます。
例えば事故を起こしたときに、加害者の立場だと責任を少しでも少なくしたいと考えるかもしれませんが、被害者の立場になって考えるとケガをしているので、早く病院に連れて行って欲しいと思っているかもしれません。
商品を販売する時、販売者は高い値段で早く売りたいと考えるかもしれませんが、お客様は、良い商品を慎重に選んで安く買いたいと思うかもしれません。
相手の立場になって考えると、相手の気持ちや考えが理解しやすいと思います。
例えば、販売者はお客様の気持ちを理解して、お客様が購入したい商品や販売方法を提供して、結果的に商品がたくさん売れるかもしれません。
事故の加害者は、被害者の気持ちを理解して行動する事により、和解が上手くいくかもしれません。
相手の立場で考えてみる事により、冷静に自分自身を客観視することが出来ます。そして冷静に自分の感情をコントロールできます。
物事を主観的にとらえるだけだと、視野が狭くなります。そうすると問題が起きた時、どっぷり負の感情に浸ってしまいます。
違う立場から自分を客観視する事は、精神的に成熟することです。

見る角度によって見えるものが変わる

物事は、見る角度によって全く違ったものに見えたりします。
象も後ろから見るのと、前から見るのでは全く違うものに見えます。
悪い出来事も、角度を変えれば良い教訓と考える事ができます。
マイナスな事を、プラス思考へ変えていくことを「リフレイミング」と言います。
また言い方ひとつで、印象も変わります。
待ち合せに遅れてきた人に「待たされたことにより無駄な時間を使わせられた」と言うのと「時間を有効に使いたい」と言うのでは印象が違います。
なるべくマイナスな表現では無く、プラスな表現(願望の表現)にするのが良いでしょう。

人により‪価値観や感性は異なる

全ての人は、それぞれ異なる価値観や感性を持っていると思います。似ているものもあると思いますが、全てが全く同じという事は無いはずです。
例えば、なぜ仕事をするかについて、人によって「自己実現のため」「お金を稼ぐため」「世間体」などそれぞれが大切にしている考え方の優先度に違いがあります。
人はみんな違うのです。
「普通こうでしょ」「それ絶対おかしいよね」と一方的な価値観を押し付けると上手くいきません。
それぞれみんな価値観が違くうのは当たり前の事です。
相手の価値観を受け入れ尊重する努力が必要です。

客観的にものごとを視る

主観的ではなく、客観的に物事を視る事ができると、問題を正確に把握できるようになります。また視野が広がる事から判断の選択肢が広がります。
自分を客観視する事により自分を知ることができます。それによって自分の感情をコントロールしやすくなります。
主観的な思い込みで思考停止していないか、常に自分を疑ってみましょう。
それは「事実」なのか「解釈」なのかを分けて考える癖を付けましょう。

自分の殻の中に閉じこもっていても、成長はありません。
自分の限界を超えていくには、自分が未熟であることを認識して、他からの学ぶ姿勢が必用です。

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