確証バイアス

心理学

人は、自分が信じる事、価値観、好みを優先し、自分を肯定する証拠ばかりに注意が向き、反証情報に注目しない傾向が強いと考えられます。これを「確証バイアス」と言います。
その結果、自分に都合の良い情報や意見だけを探して、それだけに時間を費やしてしまいます。
自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強します。その一方、反証となるような情報を無視したり、探す努力を怠ったりします。
自己を肯定してくれる居心地の良い場所に閉じこもり、真実から目をそらしてしまうのです。結局人は、自分が信じたいものを信じるってことです。

確証バイアスが強くなると、客観的な事実の検証や中立的な判断ができなくなります。判断が主観的で、自己都合的で、狭い偏った情報の中で行われることになります。

例えば、議論の場では自分に賛成的な意見を擁護し、反対的な意見に攻撃的になったりします。自分の都合の良い意見を集めて、そうでない意見を聞こうともしないという感じですね。
本来議論では色々な議論を戦わせて反対意見も尊重してじっくり聴く必要があります。そして自分の意見より相手の意見が良かったら、結論として良い意見を尊重するよう相互が努力するべきだと思います。

人は、ある仮説が正しいかどうかを他者に確かめるとき、肯定的な回答が返ってくるような質問をしてしまう傾向にあります。この事を「肯定的検証方略」と言います。仮説を検証する時は、バイアスがかからないようにする為に、フラットに質問をしていく必要があります。

確証バイアスを避ける方法としては、以下があります。
①クリティカルシンキング「批判的思考」で見つめてみる
②たくさんの情報・色々な意見を集める
③誰にも確証バイアスがある前提で考える
④実際に体験してみる

①クリティカルシンキング「批判的思考」で見つめてみる

  • 本当に正しいのか常に疑ってみます
  • 反対意見はないか考えてみます。また反対の立場で考えてみます
  • 先入観と逆の考え方をしてみます

②たくさんの情報・色々な意見を集める

  • 自分を肯定する意見だけでなく、反対意見も沢山集めます
  • 人の見方は色々あるのが当然と理解して色々な角度から情報を集めます

③誰にも確証バイアスがある前提で考える

  • 自分にも確証バイアスがある事を意識し、確証バイアスが影響しないよう努力します
  • 自分の考えを疑ってみます

④実際に体験してみる

  • 情報だけだと気づかない事もあります。体験して自分の五感で感じる事も大切です。

確証バイアスは悪いことばかりではありません。上手く使えばいい事もあります。
例えば、自己実現(なりたい自分になる)に向けて活動する際、
自己実現に向けて努力していると、上手くいかない事も多くあると思いますが、調子のいい時だけ日記をつけたり、その日にあった良かった事だけ記録するようにします。
自己肯定を強める事で自己実現の途中でくじけそうになった時にモチベーションが保てます。確証バイアスがプラスに転じると、良いことに向けて行動するようになるのです。

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