人が育つには時間が必要です。
そして成果が出せるようになるまで、かかる時間は人によってまちまちです。
私の会社では、新入社員は親会社と合同の集合教育で約3カ月、その後社内でOJTを実施します。
システム会社なので、大学で情報工学等をみっちりとやってきた社員だと、早く戦力になったりする場合もありますが、ほとんどが最低3年は経過しないと、ある程度の戦力にはなりません。
それぞれのメンバーは、個性があり、長所・短所も異なります。いかに、その人の可能性を見つけて、最大限に引き出せるかが重要です。
響くポイントも異なったりします。効率化に興味を持つメンバーもいれば、プログラミングの深い技術に興味をメンバーもいたりして様々です。
教える側は、早く戦力になって欲しいと思うので成果を急ぎたがりますが、結果的に、人を育てるには結構時間がかかっていると思います。
その社員が、いつ成長していつ化けるかはわかりません。根気のいる作業です。
初めは期待できなかったけど、年数が経つにつれ予想以上に成長している社員も沢山います。若い時は優秀だったけれど、中堅になって成長が止まっている社員もいます。
人財を育てるとは根気のいる作業だと思います。時間と手間とお金を使って、会社は長期的に社員を育てようと努力しているので、簡単に退社しないで欲しいと願うばかりです。
成長の過程は大きく3つの段階があると思います。
分かる:知識を身に付けた段階です。
できる:指示されればできる状態です。
動ける:自分の頭で考え自主的に動ける状態です。
最終的には社員一人一人が「動ける」状態まで成長して欲しいと思います。
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