余韻とは、音や事の終わった後に残るわずかな響きの事を言います。
例えば、鐘を鳴らすと、鳴らし終わった後に、わずかな響きが残ります。それが余韻です。
コンサートでは、曲が終わった後、わずかな響きが残り、その響きが消えるまで指揮者は指揮棒を下ろしません。
客席も、わずかな余韻が終わるまで拍手をしません。音と音の間、言葉と言葉の間にも余韻が存在します。
例えそれが無音であっても、必要な間として、余韻が存在します。何もないけれど、意味のある時空です。
余韻が冷めないとは、終わった後も余韻(感動)が残っている状態です。感動的な事が起きた時、何度も何度も頭の中でその感動を繰り返している状態です。
余韻とは、終わった後に残る感情や魂の様なものだと思います。動作としては終っていても、そこにそれまでの気配や心が残っているのだと思います。
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