多角的に見るとは、色々な角度から物事を見るという事ですが、以下の様な意味を含むと思います。
- 多面的に見る
- 多重的に見る
- 多層的に見る
多面的に見るとは、本来の多角的の意味と似ていると思いますが、色々な角度から色々な面をとらえるという事です。物事には表と裏があり、側面もあります。また上から見ると全体を把握する事も出来ます。物事を表面的な事だけでは無く、その背景や真相や経緯があります。
さらに反対意見などにも注目して、柔軟に眺める事により、客観的に把握することができると思います。
多重的に見るとは、物事は色々な事象が重なっていたりします。また似ている比較対象があったりします。多重的な事象を一つずつ分解して考えたり、重なる部分の影響を考えたり、比較対象と比較する事により、より違いや関係性が見えてくると思います。
多層的に見るとは、見る目線の高さを変えて、注目する層を変えながら物事をとらえるという事です。職場で部下の立場や上司の立場、経営者の立場とそれぞれの目線の高さで考えれば、色々な気づきがあるでしょう。
多角的に見る事を意識する時、まず「立場を変えて考えてみる」のが有効だと思います。
お客様の立場や裁判の相手の立場など、逆の立場で考えると見えなかったものが色々と見えてくると思います。
また、「時間や場所を変えて考えてみる」のも有効だと思います。環境を変えれば視点も変わります。凝り固まったものから解放されて、新鮮な気持ちで見つめるのも良いと思います。
物事には色々な見方があります。柔軟に色々な角度から客観的にとらえたいものです。
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