俯瞰する

俯瞰するとは「広い視野で、客観的な視点で、物事を見る」という事です。

物事から距離を置いたところから客観的に全体を捉えようとする事です。

大局的に物事をとらえ、ものごとを全体的によく見て判断する事です。

細かい事や、目先の事にとらわれると本当に大事なことが見失われてしまいます。感情に流されると、正しい判断ができなくなってしまいます。ささいな失敗に心を縛られると、自分を見失ってしまいます。ひどい仕打ちに怒りや復讐の気持ちを抱くと、客観的な視点で物事を見ることができなくなってしまいます。人の欠点や失敗にばかり気が取られると、包容力が無くなってしまいます。

細かい事にこだわるのではなく、全体を柔軟に見ながら考える癖を付けましょう。

そうすると、視野が広がり、新しい発想が生まれやすくなります。

客観的に自分を見つめる事で、間違いに気づきやすくなり、失敗しても早く柔軟に修正できます。

大局的に物事をとらえる事により、目的を見失わなくなり、分岐点において取捨選択が的確にできるようになります。

例えば、サッカーの試合で上から見るとどこにパスを出せばよいかが分かりやすいと思います。

職場でも、個人の利益では無く、大局的な視点で全体的な利益を考えれば、その中で自分がどの様に動くべきかが見えてくるはずです。

私は、そろそろ60歳が近く、それなりの役職もついています。またその役職で65歳までの延長は可能でしょう。でも、その役職に私がしがみついたならば、新しい世代にそのポスト（席）は与えられません。そうすると、新たな才能の可能性の芽を摘んでしまいます。

私は自分の利益ではなく全体の利益を優先して、早々に自分の役職を次の世代に引き継げるよう、環境を整え、次世代の育成を促進していこうと考えています。

大局的に考え、何が一番良いのかを適切に判断していきたいと思います。

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